今日は、これも重要な心理法則の一つ
『すっぱいブドウの法則』についてお話します。
これは童話にもなっている話ですが、昔々、あるところにキツネさんがいました。ある日、キツネさんは美味しそうなブドウの木をみつけました。ただ、その木は高く、キツネさんはどうやってもそのブドウに手が届きません。
そこに、お猿さんがやってきて、ひょいとその木に登り、美味しそうにそのブドウを食べ始めました。
その時、キツネさんは何を思ったか?
そのキツネさんは、「きっとあのブドウは酸っぱいに違いない!!」
そうやって自分に言い聞かせることで諦めてその場を去っていきました。
・・・というお話。
皆さんお分かりですか?
そうなんです! そのキツネさん、拗ねて現実を捻じ曲げる事で本当は欲しいはずのブドウを諦めたんです。
これ、実は人が生きてる上でも非常に多く見かける状態なんです。
人は、自分の欲しいものが目の前にあってそれが手に入りずらい時、ほぼ無自覚にこうやって現実を捻じ曲げる事で諦めるってこと結構やってるんです。
例えば、知り合いが超イケメンとセレブ婚をしたとしましょう。
「あんなイケメンの金持ちなら実はきっとDV夫なはず!」とか「SEXが超下手くそなはず!!」とか考えることで、自分を慰めたりすることないですか?
もし、キツネさんが本当にあの美味しそうなブドウが欲しかったら、拗ねてる場合じゃなく、お猿さんにお願いしたらとってもらえたかもしれませんよね?
知り合いが金持ちイケメンゲットしたら、「どうやってあの人ゲットしたの?」とか「私にも誰か紹介して!」って言えば、ひょっとしたらいい出会いに繋がるかもしれませんよね。
今日のお話は、人は受け入れがたい現実を目の前にすると、現実を捻じ曲げてでも自分を納得させようとすることがあるという、ついつい無自覚的に働きがちな心理法則『すっぱいブドウの法則』ってお話でした。
もし思い当たり人が居たら、今後改善していけるといいですね!